ヘアトリートメントをする最適なタイミングとは?

『カラーリングとトリートメントは一緒にやった方がいいですか?』

このような質問をされる事があります。

答えは『YES』です。
美容室で行われる施術でカラー/パーマ/ストレート全ての施術においてトリートメントとセットでやる事をオススメします。
このブログでは、トリートメントの構造や最近の傾向からなぜその他の施術と一緒にやるべきか?そして、トリートメント効果を持続させる方法やホームケアについて書いていこうと思います。

トリートメントは髪の毛だけではなく頭皮ケアも兼ねている

トリートメントの基本的な構造と考え方

サロンでのトリートメントと言うのは、色々と種類があり多くのメーカーから発売されています。しかし、多くの場合基本的な構造は同じです。

除去→補充→保護

私が知る限り、上記の三つの工程で行われることがほとんどです。
ここで言う“除去”と言うのは日常生活の中で落とせない皮脂や油などトリートメントする上で邪魔になる物質を対象とする場合と、もう一つはカラーリングやパーマの薬剤に入っている成分で残留すると頭皮や髪の毛に悪い影響を及ぼす物質を対象とする場合と2パターンあります。

“補充”と言うのは髪の毛がダメージし毛髪内部が空洞化した部分に対してアプローチする事を言います。一般的によく言われる”ダメージ補修”と言うのはここの部分を言います。
※実際には髪の毛はざっくりと、三層構想になっていてどの部分にアプローチするのかによって成分が異なり、使用する薬剤の分子の大きさが違う

“保護”これは、補充した成分を外部に流失しないようなケアをしていく事を言います。
当サロンにある【ionトリートメント】はこの保護にあたる部分んで、イオンコンプレックスという薬剤の反応を利用し強力な被膜を形成する事で効果の持続性を強化しています。

トリートメントの構造についてここまで簡単に説明しましたが、言いたかったことはサロンのトリートメントは頭皮ケアも兼ねていると言うことです。

過酸化水素と活性酸素の除去

カラーやパーマの薬剤に含まれる過酸化水素や発生してしまう活性酸素は髪の毛の毛髪サイクルを狂わせてしまう要素の一つと言われています。
※毛髪サイクルと言うのは、髪の毛が成長し抜けて新しい毛髪が成長していく工程のことで、このサイクルが何かしらの原因により乱れることで薄毛、白髪、エイジング毛の原因となる
ですから、これらの成分を除去し頭皮環境を健康に保つ意味も私が行うトリートメントには含まれるのです。
薄毛や白髪の原因は一つに特定できるものではありませんので、できることをしっかりとやる事が重要であると考えます。

因みに私が使用する除去系のトリートメントは『カタラーゼ』と、『スーパーオキシドジスムターゼ』の2種類の酵素を配合した成分で、ダメージを抑制し、艶のある仕上がりに導くものとなっています。

トリートメントをしている髪とそうでない髪とでは、退色の仕方と色の入り方が違う

カラーリング後に毛髪内部に残留してしまう薬剤が原因で退色や枝毛などが進行していく事がわかっています。
ダメージが進行していくと言うことは、中間層の成分の流出/表面の剥離がセットとなります。
つまり、カラーの色素が定着するはずの成分が流出している場合、著しく退色しやすい状態にあります。※カラー剤の色素と言うのは、毛髪内部の中間層にある部分を染めていく事で発色する

一度流出してしまった成分というのは二度と再生はされません。なので人工的に補修していく他には方法というのがないのです。
私が行うトリートメントでは、毛髪のダメージレベルに合わせて必要な成分を選び効果的に浸透させ、定着しやすい状態にしていきます。
これらの効果というのは、単純に手触りという表層に現れれる効果とは違い、次回以降の施術クオリティを高めてくれる効果があり、これこそがトリートメントの本質的な価値と言えます。

髪質改善とは何か?

“髪質改善”と言うのは概念であり美容師や美容院単位で考え方が全く異なります。
※美容の情報というのは精査するのが非常に難しく、果たして何が正しいものか把握することは困難である。私自身、説明するときに慎重に言葉を選んでいるつもりではあるが、しばしば完璧な素材や効果を期待されてしまう事がある。今のところ完全な物は存在しない。メリットもあればデメリットもある事を理解してこのブログ以外の情報にも触れて頂きたい

私がいう”髪質改善”と言うのは最初に説明したトリートメントの基本構造とは別の角度から毛髪強化を図る新ジャンルのトリートメントです。
およそ共通している事は”熱反応型トリートメント”と言う事です。
ある成分が、ドライヤーやアイロンの熱に反応し内部で新たな架橋結合(毛髪強化)を作ったり、毛髪に定着する事を言います。

ヘアケアについて

シャンプー→トリートメント→定期的なヘアパック(集中ケア)→アウトバストリートメント(洗い流さない)

上記に記した基本的な流れで日々行っていれば問題ありません。
髪の長さや、ダメージ具合、悩みに合わせて商品や使用頻度、量を調整してください。
トリートメントをつけたタイミングでは必ず、クシやブラシでとかす工程を挟んで下さい。

種類はいくつか用意をしておくと良い

皆様にはオススメのシャンプーやトリートメントを紹介するのですが、必ずしも私が推したものだけを使用するのではなく。効果や質感が違うものをもう一つ持っておく事で調和されやすい。

新しい商品を使い始め最初はすごく良いと感じていたが、1ヶ月後に効果を感じにくくなると言う経験はないだろうか?
これには、単純に”慣れ”が生じたと言う可能性もあるが、成分の偏りではないか?と私は考えています。
洗浄と保湿のバランスが繰り返し行うことでどちらかに偏った状態になっている可能性があると思うからです。
これらのことは、一人一人の髪を顕微鏡でチェックすることはできないので、あくまでも私の仮説です。
ですから、絶対という事ではないのですがお気に入りの商品一つと+もう一つ気軽に何か適当に使ってみるという”ゆとり”が結果的にいい状態になるのではないかと思うのです。人間社会における多様性と同じ効果がここにもあるはずなのです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
もしも、質問や疑問があればサロンや公式LINEの方でいつでも連絡お待ちしています。

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