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美容師になるきっかけ

大きくなるにつれて地元の床屋さんや美容室に行くようになるのですが、一度も満足のいく髪型にしてもらった事が無く、ある時美容室から帰宅しそのまま自分で切り直すと言う事がありました。

初めて人の髪を切ったのは、中学三年生位の時。


自宅に友人を招き、床には新聞紙をガムテープで繋いだものを敷き、ゴミ袋の底に頭が通るだけの穴を開けたのがカットケープの代わりでした。

新卒で入社した会社での修業時代

高校を卒業と同時に上京し一人暮らし、二年間の専門学生時代を経て晴れて表参道の美容室に入社出来ました。

業界でも厳しいと有名だったサロンでの修業生活が始まります。

朝は5:30に起床し7:00前には出社（掃除＆練習）

12:00〜21:00はサロンの営業

夜は終電の12:37の電車に乗るまで（掃除＆練習）

こんな生活を続け三年と二ヶ月でスタイリストデビューしました。

同期は九人いて、そのサロンでスタイリストデビューまで出来たのは私ともう一人だけでした。

ヘア＆メイクアップアーティストとしての活動

働いてた美容室の倒産…

新卒で入った会社が6年目で倒産し、前職の美容室を仲間と共に立ち上げる事になりました。

今思い返すとその時期（倒産直前）は精神的に辛い時期でした、当事者に自覚がない状態で精神が病んでいくという状態を体験しました。

辛いその時に自分では気付けないという事もあるようです。

どちらかというと職人気質よりな美容師だった私が、経営や経済的な観点で物事を見れるようになったのはこの経験からでした。

人生初の休業

2020.4の一ヶ月間は私にとって初のテレワーク休業と言うものを体験しました。

我々のようなオフラインでしか価値を生み出せない職業を生業にしている人間にとってコロナ後の世界というのはまるでSFの世界に生きるような不思議な感覚でした。

休業期間中には、これからの働き方や人生について深く考える時間がたっぷりとあり自分のキャリアの中でも最も重要な時間だったと今なら言えます。

美容師として新しい価値の提供を目指して

Sui ではヘアメイクアーティスト/美容室の店長として教育、マネジメント、経営戦略に携わり多くの経験をさせていただきました。


色々な経験をする中で美容師としての働き方/生き方について深く考えるようになります。

何のために働き、生きるのか。

そんなことを考える中、現在のようなマンツーマンでお客様と深く関われる接客スタイルを選択しました。

髪を綺麗にする為に来る場所ですが髪を綺麗にする以上の価値を感じて頂ける事を目指して日々アップデートしています。

これこそが自分にとって価値ある働き方だと信じています。

最後に

美容師としての働くスタイルは私の生き方そのものです。

考えていることや感じることをお互いに共有しながら、より良い人生について考えていきたいと思っています。

よろしくお願いします。

2022.4〜suiから独立しRupa合同会社を設立

銀座の個室シェアサロン【GO TODAY SHAIRE SALON】という会社と契約し美容室/ヘアメイクマネジメントを運営中。

※電話予約不可

ヘアメイクのご依頼…Mail: rupa@yoshiyukifukase.com

場所は銀座6丁目でGINZA SIXの裏辺りです。

2021年にできた時楽（ジラク）というビルの６Fに入っています。