ヘアケアしているのにダメージが治らない…髪の毛が綺麗な人たちの共通点まとめ。

ダメージケア

こんにちは、FUKASEです。

今日はたまに街で見かける美髪の女性を見て、【この人は一体どんな美容院に通って、どんなヘアケアをしているんだろう??】って思った経験はありませんか?

その美髪の方々のケアを日々担当している私が思う共通点をまとめてみました。

髪の毛が綺麗な人たちの共通点

①微酸性カラーをしている


微酸性カラーという言葉を聞いたことはありますか?

薬剤の性質が微酸性領域の物を使ったカラー剤の事です。

酸性タイプの薬剤とアルカリタイプの薬剤の性質の違いについて



先ずは微酸性という領域について説明していきます。

中学生の頃に習ったかと思いますが、物質にはPH(水素イオン濃度)と言って、物質にプラスイオンとマイナスのイオン、どちらが多く含まれているか?のバランスを表す数値があります。

1~14まであり、数字が小さくなれば酸性で、大きくなればアルカリ性を示します。

間にあるPH7が中性と言います。


微酸性というのはPH6.8程度の薬剤のことを言います。

”酸”という言葉を聞いてどんなイメージがありますか?

レモンやパイナップルのような酸っぱくて”っキュッ”とするイメージありませんか?




まさにそのイメージに近く、酸性タイプの薬剤に髪の毛が触れると、っきゅっと締まる効果があると言われています。

では逆に反対のアルカリタイプではどうでしょうか?

PH8以上のアルカリの薬剤に髪の毛が触れると、ふやけた皮膚のように膨張し広がる性質があります。


多くのカラー剤ではこの性質を活かし、髪の毛が膨張し広がった状態にしてからカラーの色素などを入れたり、髪内部の黒い色素を取り除く作業を行っていくのです。

微酸性だと髪の毛にどんな効果があるのか



つまり、アルカリタイプの薬剤は髪の毛を膨張させることによって、髪の毛を明るくしたり、カラーチェンジの時に有効と言えます。

しかし、ここで考えなくてはいけないのは、髪の毛のダメージについてです。
アルカリの薬剤で毛髪内部の色素を取り除く際に、一緒に毛髪の内容成分が出て行ってしまう事も避けられません。

では酸性タイプの薬剤の性質では毛髪にどんな作用が有効と言えるのでしょうか?

酸性の薬剤の場合は、っキュッと締めて毛髪内部の栄養成分&カラー色素の流出を防いでくれる効果が期待できます。

酸性薬剤、アルカリ薬剤それぞれの使い道


トーンアップトーンダウン白髪染め
微酸性カラー××
アルカリカラー



表にあるように、基本的に微酸性カラーはトーンダウンしかできません。

これだけ見るとアルカリカラーって万能のように見えますが、その分ダメージが大きく枝毛、退色の原因にもなります。

そこで私達は、必要な部分にだけアルカリカラーを使い、不要な部分には微酸性カラーを使うというように使い分けをしています。



例えば、こちらのお客様の事例で見ていきましょう。



最後に染めたのは二ヶ月前です。

今回の希望は、あまり暗くしすぎず毛先の退色してしまった部分を綺麗にし、根本と毛先の色を合わせていきたいとの事でした。

【今回の薬剤選定】
根本:9レベルのアッシュブラウン(アルカリカラー)

毛先:9レベルのアッシュブラウン+ヴァイオレット(微酸性カラー)

毛先は体色とともに黄色味が出てきてしまっている為、根本と同じ色を入れれも仕上がりが変わってしまいます。
そのため20%程度のヴァイオレットで補色していきます。

仕上がり↓




根本から毛先まで綺麗に整いました。

同じような色をするにしても、アルカリカラーでする事も出来ますがこのようにして必要な部分に必要な分のパワーを最低限使う事で低ダメージのヘアカラーが実現します。

調べていただいたり、担当の美容師さんに聞いて頂ければわかると思いますが、ほとんどの美容室では上記のような事例でもアルカリカラーを用いています。

微酸性カラーが苦手な事

とは言え、微酸性カラーだけでは出来ない色もあります。
例えば、ブリーチ後にシルバーにしたいとか、暗いけど透明感のあるグレイ系のカラーなど少し奇抜なカラーには向きません。

ですので、『普通に髪の毛が綺麗に見える色にしていたい』という方には微酸性カラーがとても相性がいいです。


微酸性カラーを使ったお客様の実際の仕上がり↓



②二ヶ月以内にサロンにてヘアカットをしている



皆さんは、どれぐらいの頻度でヘアカットをされていますか?

髪の毛というのは、一ヶ月に1~1.5センチ程度伸びます。

大体肩くらいの部分にある髪の毛で一年半前くらいに生えた髪の毛くらいと計算できます。

胸元くらいまで髪がある場合は二年〜二年半くらい前の髪の毛ということになります。

何年もの間、毎日濡らしたり乾かしたり、アイロンの熱を加えれば傷んできてしまうのも仕方がありません。
当たり前のことですが、ヘアケアの基本は毛先をいかに痛ませないか?にかかっていると言うことです。

髪を伸ばしたくても切った方がいい??



傷んでしまった髪の毛の断面図や枝毛部分はどのような状態になっているのでしょうか?

ダメージした毛髪は毛先が裂けるチーズのように先っぽがバサバサになっています。

これを放っておくと、毛先から根本の方にダメージが進行してしまいます。

せっかく髪は伸びてきたけど全体的にバサバサで、ある一定のラインまで行くと切れてしまってなかなか伸びなくなります。

ではどうしたら綺麗な状態で髪の毛は伸ばせるのでしょうか?

私が提案させていただいてる方法は2来店に一回、5ミリ程度整えていくやり方です。


この方法であれば、二ヶ月に一回の来店頻度で計算しても年間約12センチ前後は伸びます。

なりたい髪型が決まっていなくても、どうせ伸ばすなら綺麗に伸ばしませんか?



③美容室に来る度に、トリートメントをやっている



トリートメントをやっても効かない…っておもっていませんか?

確かに効いてないトリートメントや、自ら打ち消してしまっている場合はありますが、基本的にトリートメントは非常に有効です。

一番人気のメニューはトリートメント

【トリートメント】

◇イオンコンプレックスという特殊な技術を使い一ヶ月近い持続性がある

◇髪の表面のキューティクルを整えることで、髪の毛の表面に綺麗な艶がでやすくなる

◇毛髪内部&外部を保護していくことでヘアカラーの褪色防止効果があり、微酸性カラーとの相性か良い

理想は毎月のトリートメントです。
持続性が一ヶ月近くあるので、毎月やっていただくことで常に髪の状態が良くなります。

お客様によっては二ヶ月に一回カットカラーで間で毎月トリートメントだけしに来る、というパターンもあります。

次の項目で深く書いていきますが、トリートメントを打ち消してしまっているパターンとはどんな状態なのでしょうか?

自宅でのシャンプーは担当美容師さんに選んでもらう



今時、ドラックストアでも高品質、高価格帯のヘアケアが増えてきましたが皆さんはどんなものを使っていますか??

シャンプーって毎日使うものだし、あまり高価なものは正直続けるのが大変ですよね。

シャンプーとトリートメントならトリートメントが大事??





たまに聞くのですが、『サロンでのトリートメントを頑張っているから、自宅では安めのものを使っている…』

『トリートメントだけサロン専売品を使って、シャンプーはテキトウな物を使っている…』

『何がいいか分からないから、ネットで良さそうな物を買っている…』

『よくCMで見るからノンシリコンシャンプー使ってます…!』


色々な選択があって良いと思うのですが、本当に髪の毛が綺麗になりたい方は”担当美容師さんのお勧め”を使いましょう。

お客様の髪質のことは、担当の美容師さんが一番分かっています。

美容師さんは毎回必ず指名したほうが良い




髪を切る、染める、パーマをかけるどれをとっても何回も担当したことのあるお客様の髪の毛は、仕上がりの精度が上がっていきます。

正直に言います、初めてご来店いただいたお客様よりも2回3回ときてくださるお客様の方が、早くて綺麗に仕上げることが出来ます。

これは多くの美容師さんも同じだと思います。

中には初回から俺は完璧に仕上げるって方もいるかもしれませんが…

ですので根本的に相性が合わないとか出ない限りは何回か通ってみることをお勧めします。

トリートメントを効かせる方法



トリートメントの効果を持続させるには効果を打ち破らないこと。

基本的にトリートメントというのは、毛髪内部の水分と油分のバランスを整え、皮膜によって毛髪表面を保護していくという仕組みになっています。

どんなに高級な物を使っていても、洗い流れてしまったら同じです。

ですから、トリートメントをサロンでされている方こそちゃんとしたシャンプーを使う必要があります。

いかがでしたか?
少しでも皆様の参考になれば幸いです。

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